
挿し木バラの秋の鉢増し|再生土・鹿沼土を使った用土配合例
2025年5月に挿し木して育てていたバラ苗たちが、しっかりと根を張り、秋になって鉢が手狭になってきたため、11月14日に鉢増しのため植え替えを行いました。今回は、根鉢を崩さずに優しく鉢増しすることを優先し、用土には再生培養土に鹿沼土、ゼオライト、緩効性肥料のマグァンプK、そして病害虫対策としてベニカXガードを加えてよく混ぜました。鉢底にはココナッツマットを敷き、排水性を確保しながら環境にも優しい工夫を。この記事では、使用した品種や鉢、土の配合、今後の手入れについても記録しています。
Contents
春に挿し木したバラを秋に鉢増しした理由
2025年5月に挿し木して育てていたバラ苗たちが、秋になって鉢の中で根詰まりし始めたのか表土の乾きがはやくなったため、11月14日に鉢増しと植え替えを実施しました。3号ポットからの鉢増しで、根鉢を崩さずやさしく移植することで、冬のダメージを最小限に抑え、春の成長を促す準備を整えました。
使用した用土・資材・鉢
植え替えには5号スリット鉢と8号鉢を使用し、鉢底にはココナッツマットを敷いて排水性を確保。用土はコンポストで再生した古土をベースに、鹿沼土・ゼオライト・緩効性肥料(マグァンプK)・病害虫予防のベニカXガードをよく混ぜて使用しました。
いつもはココチップマルチを鉢底に少し入れるようにしてるのですが切らしてしまったため、余ってるココナッツマットを切って鉢底に入れて使ってみました。切る手間はあったものの、水やりの度に少しずつ流れ出てくる土の掃除をしなくて済むので便利なのではないかと期待大です😁
バラは酸性土壌が好き&鹿沼土は一般的に酸性の性質を持つということで、バラの植え替えの用土には鹿沼土(かぬまつち)を少々混ぜて入れるようにしています。
うちにある鹿沼土2袋です。青い袋は「上質」、紫の袋は「硬質鹿沼土」です。
中身を比べてみましたら、紫の袋の「硬質鹿沼土」は粒が揃っていますが、青い袋はパッケージに「上質」と書かれていながらさまざまな大きさでした。
庭や花壇の地植えに使うには断然「硬質」のほうが長い間粒が保たれたままなのでオススメですが、1、2年に一度は植え替える予定がある鉢植えでしたら個人的に普通の鹿沼土で問題ないかと思います。硬質のほうが値段が高いですしね😅
使う用土は、古い土をコンポストで再生させた培養土に、「上質」のほうの鹿沼土、ゼオライト、緩効性肥料のマグァンプKと、薬剤はベニカXガードを入れてよく混ぜ合わせました。
植え替え手順とポイント
鉢から苗を抜く際は根鉢を崩さず、乾きすぎていないタイミングで実施しました。鉢底に余っていたココナッツマットを敷き、用土を入れてからバラ苗を中央に配置し、周囲に土を丁寧に足し入れて整えて、マルチングには赤玉土を使いました。植え替え直後は水やりをたっぷりと行いました。今後は土の表面を確認しながら乾いたタイミングで与えるようにしています。
今回植え替えた3品種のバラ
- スカーレットボニカ:木立バラ。5号スリット鉢へ植え替え。
- グリーンアイス:ミニバラ。2鉢をまとめて8号鉢へ。
- ジュード・ジ・オブスキュア:イングリッシュローズ。5号スリット鉢へ植え替え。
それぞれの植え替え手順を写真に撮っておきました。
木立バラ スカーレットボニカ
10/28の開花時の様子です。鮮やかな赤い花がめっちゃキレイです😍
咲いて結構経ってしまった時期に撮った写真なので花びらが傷んでしまってます😅
5月16日に2本1ポットに挿し木したバラ「スカーレットボニカ」が、2本とも無事成功しました☺️
しっかりとした白根が出ていて、強健なのがよくわかりますね😆
3号ポットから5号ロングスリッド鉢に鉢増ししました。
イングリッシュローズ ジュード・ジ・オブスキュア
9/30には開花もしてくれたジュード・ジ・オブスキュアです。
スリッド鉢は鉢底石が不要ですが、土漏れ防止にもなるのでココナッツマットを切って入れました。
根が結構張っていました。
水やりのための表土チェックを楽にするために赤玉土でマルチングしました。

ミニバラ グリーンアイス
5/24に3ポット分挿し木したグリーンアイスですが、1ポットは6/27に失敗して、残った2ポットはここまで元気に育ってくれました。途中、開花も確認できています😊
鉢から出す時は根を傷めないように気をつけましたが、片方はそこまで根が張ってなくて崩れてしまいました。
本当は8号のロングスリッド鉢に植えたかったのですがなかったので、こちらの8号ほどの鉢で2株をまとめて植えました。鉢底には鉢底石の代わりにココナッツマットを切って入れました。
2株とも真ん中になるように配置し、土を丁寧に入れました。
同じく赤玉土でマルチングしました。ここは暖地なのでバラの防寒は必要ないと思いますが、場合によってはまだ幼い株なので対策をしたいと思います。

今後の管理と計画
ここは暖地なので冬越しに防寒は必要ないと思いますが、まだ幼い株なので状況を見て対策したいと思います。
来年1月〜2月の間に寒肥としてできればバイオゴールドを施す予定です。春以降、水切れのリスクが高まる場合は、さらに鉢増しを検討するか、二重鉢での対応を行う計画です。特にスリット鉢は排水性が良いため、乾きやすさに応じて置き場所の調整も必要になってくると思います。
まとめ|今回の鉢増しで気づいたこと
挿し木から育てたバラ苗は、初期から根の張り方が異なるため、それぞれの鉢サイズや土質の選び方が重要だと実感しました。根を崩さず植え替えたことで、ストレスを与えずに冬越しの準備ができたと思います😊
春に再び美しい花を咲かせてくれることを楽しみに、冬の管理を丁寧に行なっていきたいと思います。✨
今後も定期的に様子を見ながら、生育の記録を続けていきますので、また覗きに来てくださいね😄























































