
花壇で育てるデルフィニウム・オーロラ|10月植え付け〜5月開花まで写真で記録
2024年10月、秋植えのタイミングで「デルフィニウム・オーロラ」シリーズを3株(ディープパープル・ブルーインプ・ラベンダー)購入し、花壇に植え付けました。草丈が高く花姿も豪華なデルフィニウムは、春の庭を華やかに彩る人気の宿根草。写真で生長を追っていくと、小さな苗から凛とした花穂が立ち上がるまでの変化がよくわかり、栽培の楽しみが倍増します。本記事では、植え付けから翌年5月の開花までの記録に加え、デルフィニウムの基本情報、育て方のポイント、そして実際に使って役立った園芸資材も合わせて紹介します。これから栽培を始めたい方の参考になれば幸いです。
Contents
デルフィニウムの基本情報
| 科名 / 属名 | キンポウゲ科 / デルフィニウム属 |
|---|---|
| 学名 | Delphinium spp. |
| 和名 | 大飛燕草(オオヒエンソウ) |
| 英名 | Delphinium |
| 別名 | ラークスパー(特に一年草種) |
| 原産地 | 北半球の温帯地域(ヨーロッパ・アジアなど) |
| 分類 | 一年草、多年草(宿根草) |
| 草丈・樹高 | 50~180cm(品種により異なる) |
| 横幅・株間 | 30~50cm |
| 開花期 | 5月~7月 |
| 花色 | 青、紫、ピンク、白など |
| 花径 | 3~5cm(穂状に連なる) |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 弱い(夏越しが難しい) |
| 耐陰性 | 弱い(日光を好む) |
| 耐乾性 | やや弱い(乾燥に注意) |
| 耐湿性 | 普通(過湿を避ける) |
| 日照条件・置き場所 | 日向(涼しい気候を好む) |
| 用土 | 水はけの良い弱酸性土壌 |
| 肥料 | 元肥と花期前の追肥(緩効性肥料や液肥) |
| 植えつけ適期 | 10月~11月、3月~4月 |
| 植え替え適期 | 花後または秋の休眠前 |
| 水やり | 乾いたらたっぷり。過湿を避ける。 |
| 用途 | 花壇、切り花、寄せ植え |
| 増やし方 | 種まき、株分け(多年草の場合) |
| 夏越し | 難しいため、涼しい場所で管理(多年草の場合は半日陰) |
| 冬越し | 耐寒性が強く、霜に当ててもOK |
| その他注意点 | 草丈が高く倒れやすいため支柱を立てるとよい。蒸れと水切れに注意。 |
デルフィニウムの育て方と特徴
デルフィニウムは、穂状に咲く大輪の花が美しい多年草・一年草で、特に青や紫の花色が人気です。花壇の背景や切り花としても重宝される存在で、育て方のポイントを押さえれば毎年豪華な花を楽しむことができます。
特徴
- 学名:Delphinium spp.
- 分類:キンポウゲ科 デルフィニウム属 / 一年草または多年草
- 開花期:5月〜7月(早春〜初夏)
- 草丈:50cm〜180cm程度(品種による)
- 花色:青・紫・白・ピンクなど
- 耐寒性:強い(霜に強く、寒冷地にも適応)
- 耐暑性:弱い(夏越しが難しい)
育て方のポイント
- 日照:日当たりと風通しの良い場所を好みます。
- 用土:水はけが良く、保水性のある土(赤玉土+腐葉土+パーライトなど)
- 肥料:元肥と開花前の追肥が有効。緩効性肥料を中心に。
- 水やり:乾いたらたっぷり。過湿を避け、風通しを確保します。
- 支柱:草丈が高く倒れやすいため、早めに支柱を立てましょう。
育成カレンダー
| 月 | 主な作業内容 |
|---|---|
| 9〜10月 | 秋まきの種まき・苗の植え付け |
| 11〜2月 | 越冬管理・霜除け・株元のマルチング |
| 3〜4月 | 追肥・支柱設置・株元整理 |
| 5〜6月 | 開花期・花がら摘み・切り花利用 |
| 7〜8月 | 枯れた株の処分・株分け・種の収穫 |
あると便利な道具・資材
支柱
風や雨による倒伏を防ぎ、背の高い茎や花をまっすぐ美しく保てる。
緩効性肥料(マグァンプKなど)
ゆっくり効いて肥料切れしにくく、追肥の手間も減らせて初心者向き。
培養土
排水性と保水性のバランスが良く、根張りがよく育てやすい土になる。
オルトランDX(害虫予防)
事前にまいておくことでアブラムシなどを予防し、葉や蕾の被害を減らせる。
バークチップ(マルチング・乾燥防止)
土の乾燥や泥はねを防ぎ、雑草も生えにくくなり見た目もナチュラルに整う。
デルフィニウムは見た目の華やかさに加え、育てる楽しさも感じられる品種です。少し繊細な性質を理解しながら管理することで、庭や花壇に美しい風景を作り出すことができます。
デルフィニウム オーロラの生長日誌&管理の仕方
前年度育てた「デルフィニウム F1 オーロラ ブルーインプ」一株がとても良かったので、2024年の秋にはデルフィニウムを見つけて3株買ってきて花壇に植えることにしました。植え付けから開花までの様子を写真付きで記録しています。

2024/10/15 植え付け
購入してきたデルフィニウムの苗は、左からデルフィニウム・オーロラの「ブルーインプ」「ディープパープル」「ラベンダー 」です。
花壇に植える配置を決めていざ植え込みです😊
左から「ディープパープル」「ブルーインプ」「ラベンダー 」の順に並べて植えました。
植えたあとは、ガーデンモスとバーク堆肥を混ぜてマルチングしました。
2025/1/8-30 冬の成長&摘心
10月植え付けから1月まで、ここまで生長してくれました。
左側に植えてる「ディープパープル」につぼみがあがってきていたのですが、脇芽が出てほしいので摘心しました。
真ん中の「ブルーインプ」と右側の「ラベンダー」です。
「ラベンダー」の成長がほかに比べて劣っている気がします💦
枯れちゃうのではないか心配です😰注意深く見てみることにします。
次は、1月末の様子です。真ん中の「ブルーインプ」以外は問題なく生長してくれてるようです。
「ブルーインプ」が一番立派に育ってくれていて、つぼみが見えてきたのでこちらも摘心しておきました。
2025/4/7 春!
心配していた株も立派に生長してくれました。
2025/4/26 開花
開花のタイミングはちょっとずれちゃっていますが、無事3株とも開花しました。
2025/5/8-25 満開
「ディープパープル」と「ブルーインプ」が満開です。右側の「ラベンダー」も揃ってくれたらよかったのですが😅
14日の時点で、真ん中の「ブルーインプ」は花が散り、株元から切り取りました。「ディープパープル」が満開で、「ラベンダー」はまだつぼみが残ってる状態です。
その後の「ラベンダー」の様子です。優しい花色がとてもキレイです🥰
雨が降ったあとの様子も写真を撮っておきました。
3色とも豪華でキレイな花色で楽しむことができ、とても満足しました😍
今回のデルフィニウム・オーロラ3株の生長日誌では、秋の植え付けから春の開花まで、季節ごとの変化をじっくり観察することができました。ディープパープル・ブルーインプ・ラベンダーはいずれも個性ある色味で、バラやオルラヤとの調和も良く、花壇全体に奥行きと高低差を与えてくれました。支柱や緩効性肥料、培養土、害虫予防剤などの資材を適切に使うことで、より安定した生育が得られる点も実感できました。デルフィニウムは少し手間がかかる印象がありますが、コツを掴めば開花時の美しさは格別です。本記事が、あなたの庭づくりや栽培の計画のヒントになれば嬉しく思います。















































