
幻想的な花穂が美しいアスチルベの育て方|日陰の庭を彩る人気宿根草
Contents
アスチルベ(Astilbe)は、初夏から夏にかけて美しい花を咲かせる宿根草で近年初心者のガーデナーの中でも人気が高まってきています。
日陰でも育つため、半日陰やシェードガーデンに最適な植物ということで、私も2025年春から一株育て始めたところです。アスチルベの特徴から育て方のコツまでお勉強しましたのでご紹介させてください。
アスチルベが人気の理由
日陰で育つ:日陰や明るい日陰に強く、シェードガーデンに最適🪴
花の繊細さ:羽毛のような柔らかい花穂は、ナチュラルガーデンにぴったり🪻
手入れが簡単:宿根草のため、毎年植え替え不要😃
カラーバリエーションが豊富:白・ピンク・赤など品種により多彩🌈
アスチルベの基本情報
科名 / 属名 | ユキノシタ科 / チダケサシ属(アスチルベ属) |
---|---|
学名 | Astilbe |
和名 | アワモリショウマ、チダケサシほか |
原産地 | 東アジア(日本、朝鮮半島、中国)、北アメリカ |
分類 | 宿根草(多年草) |
草丈・樹高 | 約30〜100cm(品種による) |
横幅・株間 | 約30〜60cm(品種による) 株間は40〜50cmとると良い |
開花期 | 5月〜7月 |
花色 | ピンク、赤、白、紫 |
耐寒性 | 強い(−15℃程度まで) |
耐暑性 | やや弱い(夏越し注意) |
耐陰性 | 強い |
耐乾性 | 弱い |
耐湿性 | 強い |
日照条件・置き場所 | 半日陰〜日陰 |
用土 | 水はけがよく保水性と通気性のある土壌 |
肥料 | 緩効性肥料を春に株元に施す。 開花中は月1〜2回ほど液体肥料を追加しても◎ |
植えつけ・植え替え適期 | 春か秋(3月〜5月、または9月〜10月) |
水やり | 乾燥を嫌うため、春から夏にかけては土の表面が乾いたらたっぷりと水を与える。 夏場は朝と夕方の2回、特に乾燥に注意。 |
用途 | 花壇、鉢植え、切り花、シェードガーデン |
増やし方 | 株分け 2〜3年に1回、株が混み合ってきたら春または秋に株分け。 |
夏越し | 真夏は直射日光を避ける |
冬越し | 特別な防寒対策は不要 地上部が枯れたら地際で刈り込むと春に再び芽吹く |
害虫 | 比較的病害虫に強いが、春先にアブラムシがつくことがあるので注意 |
アスチルベの育て方
植え付け時期と場所
植え付けは春(3〜5月)または秋(9〜10月)が適期です。明るい日陰〜半日陰の場所を選び、直射日光は避けましょう。
土づくり
保水性と排水性のバランスが良い土が理想です。腐葉土や堆肥をすき込んでふかふかの土に整えましょう。
水やり
乾燥が苦手なため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。特に夏場は朝夕の2回の水やりがおすすめです。
うちでは、朝1回たっぷりの水やり+木陰に置くことで今のところ猛暑も乗り越えてくれています。
肥料
春に緩効性肥料を施し、開花中は月1〜2回の液体肥料を追加しましょう。
夏越し
真夏の直射日光は避け、株元をマルチングするなどで根元の乾燥を防ぎましょう。
冬越し
耐寒性が強いため、特別な対策は不要です。地上部が枯れたら地際で切り戻しておきましょう。
増やし方
基本は株分けで増やします。株が混み合ってきたら、2〜3年ごとに株分けすることで、健康な株を保ちつつ数を増やすことができます。
アスチルベの植え替え
最適な時期は、春(3月〜4月)または秋(9月〜10月) です。
アスチルベは 宿根草であり、冬になると地上部が枯れて休眠します。この休眠期前後に植え替えることで、根への負担を減らし、スムーズに根付かせることができます。
春は発芽前、秋は休眠直前のタイミングがベストです。
植え替えの頻度は、2〜3年に一度が目安です。
株が古くなると花付きが悪くなり、根詰まりを起こすため、植え替えと同時に必要に応じて株分けすることで、若返り+増殖も可能です。
真夏と真冬の植え替えは避けます。
相性の良い植物
- ホスタ(ギボウシ)
- ヒューケラ
- ヤブラン
- クリスマスローズ
- シダ類
これらはすべて日陰で育ちやすく、葉色や草姿の違いからコントラストのあるシェードガーデンを作ることができて、私も日陰の庭を作った日には育ててみたいと思います。
剪定と管理
開花後は花茎を切り取ることで、株のエネルギー消耗を防げます。秋には葉も枯れてくるので、冬前に整理剪定をして地上部を整理します。
まとめ:アスチルベは日陰の庭の救世主!
アスチルベは、日陰でも華やかさを演出できる数少ない便利な宿根草です。美しい花穂と丈夫さを兼ね備えており、花壇や鉢植えでも育てやすく、初心者にもおすすめです。私もまだ育て始めたばかりですが、日陰の花壇を彩らせたい方はぜひご自宅のガーデンに取り入れてみてください♪