
【秋ガーデニング】9月にやっておくと安心!おすすめの園芸薬剤まとめ
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秋のガーデニングシーズンが本格化する9月。花苗や球根を植え付けるこの時期には、病害虫の予防と越冬に備えるケアが重要です。今回は、9月中に使っておくと安心な薬剤を目的別にご紹介します。よかったら薬剤散布に便利なアイテムの紹介もご覧ください😁
🐛害虫対策におすすめの薬剤
オルトランDX粒剤
オルトランDX粒剤は、植物の根元に撒くだけで効果を発揮する粒タイプの根から吸収して植物全体を害虫から守ってくれる浸透移行性殺虫剤です。アブラムシやコナジラミ、コガネムシ、アザミウマなど広範囲の害虫に効き、効果が長期間持続します。雨に強く、撒くだけで手間いらずなのが魅力です。鉢植えや花壇、野菜にも使える汎用性の高い薬剤です。
使用時の匂いがきついので、使用時はマスクをしたり室内では開封しないことをおすすめします🥲
ベニカXファインスプレー
ベニカXファインスプレーは、広範囲の害虫と病気の両方に効果がある殺虫・殺菌スプレータイプです。ヨトウムシ、チョウ類、アブラムシ、ハダニ、うどんこ病、黒星病など、幅広いトラブルに即効性があります。植物全体にまんべんなく吹きかけるだけで、予防と治療の両面に効果があります。バラや草花、野菜などにも使用でき、家庭園芸にぴったりです。
スプレータイプは手軽に使えて楽ですが、散布面積が大きい場合は1本がすぐなくなってしまうと思います。
スプレータイプだけで3種類以上あり、その他ベニカxシリーズで粒剤と水溶剤もありますので用途に合わせてご検討ください🙂
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤は、コガネムシの幼虫、ネキリムシなどの土壌害虫に高い効果を持つ粒状の殺虫剤です。土に撒いて軽く混ぜるだけで根を食べる害虫をしっかり退治してくれるので、特に草花や野菜の苗植え時に活躍し、植物の根の成長を妨げないので安心して使用できます。
🍂病気対策におすすめの薬剤
ダコニール1000
ダコニール1000は、接触型の強力な殺菌剤で、うどんこ病・黒星病・灰色かび病など、秋口に増える病気をしっかり予防してくれます。うどんこ病、灰色かび病、斑点病などに幅広く対応し、特にバラや草花での使用に最適です。水で薄めて葉や茎に散布するタイプで、病気の発生前から定期的に使うことで高い予防効果が得られます。
トップジンMゾル
トップジンMゾルは、幅広い植物に使える浸透移行性の殺菌剤で、うどんこ病・灰色かび病・葉枯病など多くの病気に効果を発揮します。希釈してスプレーすることで、植物全体に薬剤が行き渡り、病気の予防・治療の両方に対応できます。特にバラや草花、野菜の育成時期に定期的に散布することで、健やかな生育をサポートします。植え替え時の切り口殺菌にも使用でき、使い勝手の良い万能タイプの薬剤です。
サンヨール(サプロール乳剤)
サンヨールは、うどんこ病や黒星病などのカビ系病害に強い殺菌剤です。特にバラ栽培では定番の薬剤で、葉や茎に散布することで病気の拡大を抑えます。希釈して霧吹きや噴霧器で葉の表裏にまんべんなくスプレーするのが効果的で、定期的な散布で病気予防にも役立ちます。
ベンレート
ベンレートは、種子・苗・土壌の殺菌に幅広く使われる粉末タイプの殺菌剤です。灰色かび病、立枯病、白絹病など様々な病気に対応し、種まき前の処理や水和散布にも活躍。野菜や花、果樹など多くの植物に使用可能で、家庭園芸から本格栽培まで対応する万能型です。
🌱土壌の害虫予防
オルトランDX粒剤
オルトランDX粒剤は、根元に撒くだけで植物全体を害虫から守ってくれる浸透移行性の殺虫剤です。コガネムシの幼虫やアブラムシなどに長く効き、植え付け時に土に混ぜ込むだけでOK。雨にも強く、根から吸収された成分が葉や茎にも作用するため、花や野菜の苗を守る手間いらずの便利アイテムです。
ダイアジノン粒剤
コガネムシやネキリムシなど、土中に潜む害虫に効果あり。球根や多年草の植え付け前に使用を。
ダイアジノン粒剤は、コガネムシ幼虫、ネキリムシなどの土中に潜む害虫に対して効果を発揮する殺虫剤です。植え付け前に土に混ぜ込むだけで、根を食べる虫の被害をしっかりブロックしてくれます。特に球根や花苗の植え付け時に活躍する、頼れる土壌用アイテムです。
木酢液(もくさくえき)
木酢液は薬剤ではありませんが、土壌の改善や害虫忌避に役立つ天然素材です。木炭を焼いたときに出る煙を冷やして得られる液体で、独特のにおいによりコガネムシや猫の忌避効果があると言われています。水で薄めて土壌や株元に散布することで、環境にやさしい虫よけ対策として活用できます。
土壌改善により植物自体も強くなる&使用回数に制限がないということで、私は薬剤散布時に必ず木酢液も一緒に混ぜて使用しています。
天然素材でやさしくガードできる上、価格もお手頃で一本持っておくだけで使えるシーンが多いと思うので、一緒に用意しておくのはいかがでしょうか😁
🧪薬剤散布に便利なアイテム
ダイン(展着剤)
「ダイン」は、農薬や殺虫・殺菌剤などの薬剤散布時に混ぜて使う展着剤(てんちゃくざい)です。薬剤を植物の葉や茎にムラなく広げ、付着性や浸透力を高めることで、薬剤の効果をよりしっかり発揮させる役割があります。使用量は希釈液10Lに対して数mlと少量でOK。特に、雨が降りやすい時期や葉の表面がツルツルした植物には効果的です。農薬と合わせて使うことで、防除効果のアップや散布回数の削減が期待できます。
計量カップ・計量スプーン
薬剤や原液の正確な量を量るのに必須です。
100均やホームセンターで手軽に入手可能で、ml(ミリリットル)表記のものを選ぶと便利です。
スプーンは赤ちゃんのミルク用のを買って使っています☺️
ボトルタイプですと蓋で計量できるものも多いですが、私は一つ統一したもののほうが便利だと思い、こういったツールを用意して愛用しています。
目盛り付きのじょうろやバケツ
水を指定量入れるのに便利で、正確な希釈が可能です。
透明または目盛り付きの容器がおすすめです。
ペットボトル(再利用)
使い終わったペットボトルは、薬剤や液体肥料の希釈・散布にとても便利なアイテムです。軽量で持ち運びやすく、水量の目安をラベルで記しておけば、いつでも同じ希釈倍率で作業できます。穴を空けて簡易ジョウロにしたり、スプレーヘッドを付けて霧吹きにも応用可能です。コストゼロで再利用でき、ガーデニング初心者にもおすすめです。ラベルを貼って中身や日付を記録しておくと、より安全で快適に使えます。
少量だけ散布する時は、ペットボトルに100均で売られているペットボトル用の加圧式霧吹きをつけて使うことがあり大変便利で助かっています。
スプレーボトル(霧吹き)
希釈した液を直接葉に吹きかけられて、葉面散布やピンポイントの散布に最適です。
使い終わった薬剤スプレーをキレイに洗って再利用していて便利ですが、薬剤用のボトルは透明じゃないことが多いため中身が見えない不便さもあります。希釈時は水を先に入れ、薬剤を正確に測って入れてから振って利用すると良いと思います。
使用期限の目安に、希釈した日付をラベルしておくと◎。
希釈アプリ
農薬や液体肥料を正しく希釈するためには、専用のアプリを使うと便利です。
ガーデニングや家庭菜園で使う液体肥料、活力剤や農薬の希釈作業をサポートしてくれる便利なアプリを調べてみました。
アプリ名 | 特徴 | 対応 | ダウンロードリンク |
---|---|---|---|
簡単希釈計算機 | 希釈倍率や必要量を入力するだけで、自動で原液と水の量を計算。シンプルな操作性で初心者にも使いやすい。 | iOS / Android |
App Store Google Play |
農薬希釈くん | 倍率・散布面積など複数パターンの計算方法が可能。農業従事者にも愛用されているよう。 | iOS / Android |
App Store Google Play |
農家web かんたん希釈計算 | アプリ不要でWebブラウザから即利用可能。早見表や自動計算機能つきで便利。 | Web | 公式サイト |
✨使用上の注意点
- 使用方法と希釈倍率はラベルで確認することが大切です。
- 薬剤は、朝か夕方の風の少ない時間帯に散布しましょう。
- 農薬や薬剤を扱う場合は、ゴム手袋やマスクを着用しましょう。
- 使用後は容器をしっかり洗い、他の用途に使い回さないように注意してください。
- 農薬や殺菌剤の耐性菌の出現を防ぐため、作用の異なる薬剤をローテーションで使用することをおすすめします。
薬剤散布は面倒で大変な作業でもありますが、秋のガーデニングはひと手間の予防が来春の美しい庭を作るそうですので、私も9月の薬剤散布頑張ってみたいと思います!😄