
サルビアレウカンサ フェアリーピンク 育て方と成長レポート|初心者でも育てやすい宿根草
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2023年10月、やさしいピンク色の花姿に魅せられ、サルビア・レウカンサ フェアリーピンクを庭に迎えました。初めて育てるサルビアレウカンサ フェアリーピンクでしたが、2年の冬を越し株を育ててきました。この記事では、簡単な育て方を含め、枝ぶり、冬の管理、春先の芽吹きまで、時系列で記録しています。撮影した写真とともに、その時どきの温度・日照・剪定判断なども振り返りながら、フェアリーピンクを育てるうえで知っておきたいポイントをご紹介します。育て始めの方にも読んでいただきたい内容です。
サルビアレウカンサ フェアリーピンクの基本情報
| 科名 / 属名 | シソ科 / サルビア属 |
|---|---|
| 学名 | Salvia leucantha ‘Fairy Pink’ |
| 英名 | Fairy Pink Mexican Bush Sage, Amethyst sage, Mexican bush sage |
| 別名 | ピンクアメジストセージ、アメジストセージ、メキシカンブッシュセージ |
| 原産地 | メキシコ・中央アメリカ |
| 分類 | 多年草(地域によっては半耐寒性宿根草)、ハーブ |
| 草丈・樹高 | 約80〜120cm |
| 横幅・株間 | 約60〜80cm/株間は40〜50cm程度 |
| 開花期 | 秋、9月〜11月 |
| 花色 | 淡いピンク(苞も白〜ピンク) |
| 花径 | 約1〜2cm(細長い穂状花) |
| 耐寒性 | 普通(-5度まで) マルチング程度で戸外で越冬可能 |
| 耐暑性 | 強い |
| 耐陰性 | 弱い |
| 耐乾性 | やや強い(根付けば乾燥に強い) |
| 耐湿性 | 弱い(多湿・長雨で蒸れに注意) |
| 日照・置き場所 | 日当たりと風通しの良い場所 |
| 用土 | 水はけの良い土壌 |
| 肥料 | 春と夏に緩効性肥料を少量、与えすぎ注意 |
| 植えつけ適期 | 4月〜6月(霜の心配がなくなってから) |
| 植え替え適期 | 春3〜5月(株が混み合ってきたとき) |
| 水やり | 鉢植えは表土が乾いたら 地植えはほぼ不要 |
| 用途 | 花壇、鉢植え、切り花、ドライフラワー 地植え向き |
| 増やし方 | 挿し芽、株分け(春〜初夏) |
| 剪定 | ・春〜初夏までに株の半分くらい切るとコンパクトにできる ・夏以降に来ると秋の花数が減る ・冬前に株元10cmくらい残して剪定する |
| 夏越し | 問題なく越せる。風通しのよい場所で管理 |
| 冬越し | 関東以西は霜よけで屋外越冬可。寒冷地は鉢上げ推奨 |
| その他注意点 | 切り戻しでコンパクトな姿に。晩秋に地上部を整理し翌年に備える |
育て方のポイント
日当たり、水はけの良い所を好み、植え付け時に元肥を施し肥料切れと乾燥に特に注意します。肥料が葉に付かないように注意してください。
サルビアレウカンサ フェアリーピンクの育て方と特徴
サルビア・レウカンサ フェアリーピンクは、やわらかなピンクの花が秋の庭を彩る美しい宿根草です。一般的なアメジストセージよりも柔らかい印象の花色で、ガーデンを優しい雰囲気に仕上げてくれます。耐暑性があり、管理も簡単なので初心者にもおすすめの多年草です。
特徴
- 開花期:9月〜11月の秋咲き。涼しくなると咲き始めます。
- 花色:やさしい淡いピンク色。白い萼とのコントラストが上品。
- 草丈:80〜120cm程度とボリュームが出る。
- 香り:葉にほのかな芳香あり。ハーブの仲間としても楽しめます。
- 耐暑性・耐寒性:暑さに強く、寒冷地以外では霜よけで冬越し可能。
- 性質:丈夫で病害虫に強く、切り戻しにもよく耐える。
育て方のポイント
- 日当たり:日なた〜半日陰で育ちます。しっかり日光に当てると花つきが良くなります。
- 土:水はけの良い土がベスト。腐葉土や軽石を混ぜて通気性を確保しましょう。
- 水やり:地植えの場合は根づけばほぼ不要。鉢植えは表土が乾いたらたっぷり。
- 肥料:春と夏に緩効性肥料を少量与えればOK。肥料過多は倒伏の原因になるので注意。
- 剪定:春に芽吹く前の切り戻しや、夏の軽い剪定でコンパクトに保てます。
- 冬越し:寒冷地では霜よけやマルチング、鉢植えなら屋内取り込みで対応を。
育成カレンダー
| 月 | 作業内容 |
|---|---|
| 3月 | 芽吹き開始。株元の枯れ枝を剪定。 |
| 4〜5月 | 植え付け・株分け適期。緩効性肥料を施す。 |
| 6〜8月 | 草姿を整える剪定・支柱立て。水やりは控えめに。 |
| 9〜11月 | 開花期。花がら摘み・株元の整理。 |
| 12〜2月 | 地上部が枯れる。霜よけ・マルチングで冬越し。 |
サルビア・レウカンサ フェアリーピンクは、秋のガーデンにやさしい彩りを添える美しい品種です。放任でもよく育ち、切り戻しや株分けで毎年楽しむことができるので、初心者にもおすすめ。ピンク系の花で優しい雰囲気を演出したい方には特にぴったりの宿根草です。
サルビアレウカンサ フェアリーピンクの生長日誌&管理の仕方
秋に植えたサルビア・レウカンサ フェアリーピンクの成長を、植え付け・越冬・開花まで写真付きで記録中。日当たりと日陰での成長の違いも紹介しています。
2023/11/2-22 地植え
10月末に母からもらった苗を、フェンス工事が終わってすぐの11/2に花壇に植え付けました。
2024/1/10-14 冬越し
何もせず年が明け、雪がパラっと降ったりしましたが、大きな変化はありません。
2024/2/6-11 雪&切り戻し
雪のせいでか、葉が傷んだ気がしますが、枯れはしてないので大丈夫かな🙂
後日、上の傷んだところだけ切り戻しました。
2024/3/14-19 鉢上げ
地植えしていた場所に他のを植える必要があり、鉢上げしてしばらく養生することにしました。
水やりの頻度が多くなることを防ぐため、小粒の赤玉土でマルチングしました。
2024/5/26-6/27
花壇に植えてあげたいけど、場所がなく・・・😅
鉢植えのままで5月になってしまいました。
とってもキレイな葉色ですね🍀
6/27 暑くなって来て地植えするタイミングを逃し、花壇の日当たりよく空いた場所に鉢のまま少し埋めておきました。
2024/9/19-10/12 開花
9月中旬、開花してきました。
フェアリーピンクという名が似合う花色ですね!
これがうちでの満開でした😊
2024/10/13-22 地植え
宿根草の植え替え時期ということで、一度掘り上げ養生。満開だというのに、かわいそうに・・・😢
宿根草とは言え、サルビアレウカンサは開花時より春に植え替えを行なったほうが良いそうです。
花壇に植え場所を作って、いよいよ地植えです!
花咲かせてる時になんというむごいことをするのでしょうね💦
来年の花期が終わるまでここで育ってもらうことにしました。
最初に花壇植えした場所と大して変わっていません😅
2024/11/29 切り戻し
株元から出た新芽を残して、上の枯れた花の茎は全部切り落としました。
2024/12/24-2025/1/13 地上部枯れる
年末になり地上部が枯れて来ました。霜除けのために、切り落とさずこのまま冬越しさせます。
2025/3/2 新芽発見
枯れた株元から新芽を見つけました😄
2025/5/11
新芽発見から2ヶ月強でこれだけ成長してくれました🪴✨
2025/10/10 日陰での結果
9月中旬ごろから開花してきましたが、なんと1穂しか花があがらずもっと咲くのを待っていました。
しかし・・・咲いていた1穂が枯れるまで新たに咲いて来たのは、写真のように2穂のみ😣植え場所が合わなかったようです。
日がさす側にはアメジストセージ、右側にはつるバラが日光のほうに枝を伸ばしていたもんで、サルビア・レウカンサに日光が全然足りなかったのかもしれません🥲全くの計算ミスです😭
日向の花壇で育てた昨年とは全然ちがう花数となったので、場所を変えてまた植え替えてあげたいのですが、小さい花壇なので相変わらず植え場所がなく、また機会があったらお迎えしようと思い処分しました💦
秋に植え付けたフェアリーピンクは、冬を乗り越え、春には新しい姿をしっかり見せてくれました。剪定や株元の整え方、施肥のタイミングなど、経験を通じて得たコツも少しずつ見えてきました。園芸店で出会うこともあるサルビアレウカンサ フェアリーピンクを、もしこの記録が「育ててみたい」と思うあなたの後押しになれば嬉しいです。
あると便利な資材・道具
草花用培養土(水はけの良いタイプ)
腐葉土(通気性・保水力アップ)
緩効性肥料(マグァンプKなど)
マルチング材(冬の霜よけ対策)
剪定バサミ(切り戻し・整理用)
支柱(風対策・倒れ防止)


























































